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日本の鬼の交流博物館

酒呑童子ゆかりの大江山麓に、鬼の博物館がある。
廃坑となった銅鉱山の跡地に"町おこし"として建設された様である。
全国あるいは世界中の伝統芸能やそこで用いられる面、人形あるいは屏風画などを展示されており、鬼の多面性を紹介している。
大江山には3つの鬼伝説が残されている。
・酒呑童子伝説
 時は平安朝、一条天皇の頃。西暦1000年前後、京の都は栄えていましたが、それはほんの一握りの摂関貴族たちの繁栄であり、世の中は乱れに乱れ民衆は社会不安におののいていました。そんな世の中で、酒呑童子は王権に叛き、京の都から姫君たちを次々にさらっていたのです。
 姫君たちを奪い返し酒呑童子を退治するため大江山へ差し向けられたのが、源頼光(みなものとのよりみつ)を頭に藤原保昌(ふじわらのやすまさ)並びに四天王の面々、坂田公時(さかたのきんとき)、渡辺綱(わたなべのつな)、ト部季武(うらべのすえたけ)、碓井貞光(うすいのさだみつ)ら6名です。
 頼光ら一行は山伏姿に身をやつし、道中、翁に化けた住吉・八幡・熊野の神々から「神便鬼毒酒(じんべんきどくしゅ)」を与えられて道案内をしてもらい、途中、川のほとりで血のついた着物を洗う姫君に出会います。一行は、姫君より鬼の住処を詳しく聞き、酒呑童子の屋敷にたどり着きました。
 酒呑童子は頼光一行を血の酒と人肉で手厚く歓待しますが、頼光たちは例の酒を童子と手下の鬼たちに飲ませて酔い潰し、童子を返り討ち、手下の鬼共も討ち果たします。捕らえられている姫君たちを救い出し、頼光たち一行は都へ上がりました。
 討ち取られた酒呑童子の首は、王権に叛いたものの見せしめとして川原にさらすため、都に持ち帰られますが、途中、丹波、山城の国境にある老の坂で急に重くなって持ち上がらなくなり、そこで葬られたといわれています。

・日子坐王の鬼退治
 日子坐王とは祟神天皇の弟にあたり、四道将軍として丹波に派遣された丹波道主命(たにはみちぬしのみこと)の父にあたります。当地方最古の伝説として日子坐王の土蜘蛛退治物語があり、「丹後風土記残缺(たんごふどきざんけつ)」に収められています。
 それによると、祟神天皇の時、青葉山中に陸耳御笠(くがみみのみかさ)・匹女(ひきめ)を首領とする土蜘蛛がいて人民を苦しめたので、日子坐王が勅命を受けて討ったというもので、その戦いとかかわり、鳴生(成生)、爾保崎(匂ヶ崎)、志託(志高)、血原(千原)、楯原(蓼原)、川守(河守)などの地名縁起が語られています。

・麻呂子親王の鬼退治
 用明天皇の時、河守荘三上ヶ嶽(現在の大江山)に英胡(えいこ)・軽足(かるあし)・土熊(つちぐま)という三鬼を首領とする悪鬼が集まり庶民を苦しめていました。天皇は、用明天皇の皇子で、聖徳太子の異母弟にあたる「麻呂子親王」に征伐を命じます。
 命をうけた親王は、七仏薬師の法を修め、兵をひきいて征伐に向かいました。その途中、篠村のあたりで商人が死んだ馬を土中に埋めようとしているのを見て、親王が「この征伐利あらば馬必ず蘇るべし」と誓いをたて祈ると、たちまちこの馬は地中でいななき蘇りました。掘り出してみると俊足の竜馬でした(ここを名づけて馬堀といいます)。親王はこの馬に乗り、生野の里を通り過ぎようとしたとき、老翁があらわれ、白い犬を献上しました。この犬は頭に明鏡をつけていました。親王はこの犬を道案内として雲原村に至り、ここで自ら薬師像七躰を彫刻しました。この地を仏谷といいます。そして親王は鬼賊を征伐することができればこの国に七寺を建立し、この七仏を安置すると祈誓しました。
 それから河守荘三上ヶ嶽の鬼の岩窟にたどりつき、首尾よく英胡・軽足の二鬼を討ちとりましたが、土熊を見失ってしまいました。そこで、さきの鏡で照らしたところ、土熊の姿がその鏡にうつり、これも退治することができました。末世の証にと土熊を岩窟に封じこめました。(土熊は逃れて竹野郡に至り、ここで討たれたという説もあります)
 鬼退治を終えた親王は、神徳の加護に感謝して天照大神の神殿を営み、そのかたわらに親王の宮殿を造営しました。鏡は三上ヶ嶽の麓に納めて犬鏡大明神と号しました。(かつて大虫神社の境内にあったといわれています)
 また、仏徳の加護に報いるため、宿願のとおり丹後国に七か寺を造立し七仏薬師を安置しました。この七か寺については、享保二年(1717)の「多裲寺縁起」によれば、加悦荘施薬寺・河守荘清園寺・竹野郡元興寺・竹野郡神宮寺・構谷荘等楽寺・宿野荘成願寺・白久荘多裲寺の諸寺とされますが、諸説のあるところです。

  (日本の鬼の交流博物館HPより)

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2016.10.9
京都府福知山市
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